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2022/02/26 12:18
Microsoft Office 2021 と Office 2019 の違いについて情報まとめ記事です。
Microsoft Officeは3年ごどに新しいバージョンを発売します。Office 2021は最新バージョンの永続ライセンスです。
最新バージョンであるため、前バージョンの Office 2019より改善された新機能があるのは当たり前です。
この記事でOffice 2021の 変更点をOffice 2019と比較しながら説明していきます。
Office 2021とは
Microsoft Office には、Office 2019やOffice 2016のように永続使用可能な買い切り型と、Office 365のように1か月~1年更新のサブスクリプション型の2種類が存在しています。
買い切り型のOfficeでは同じバージョンのOfficeを使い続けられるのに対し、サブスクリプション型のOfficeでは最新機能がアップデートされていくので、常に最新版のOfficeを使用できるという違いが有ります。
Office 2021は、永続使用可能な買い切り型Officeの最新版となります。
Office 2021 と 2019 の変更点
Office 2021 と 2019 の変更点を、対応OS、サポート期間、アプリケーションの追加、追加された新機能に分けて紹介します。
1.対応OS
Windows 向けOffice 2021/2019/2016 の対応OSの違いは表のとおりです。
製品名 | Office 2021 | Office 2019 | Office 2016 |
Windows 11 | 〇 | 〇 | 〇 |
Windows 10 | 〇 | 〇 | 〇 |
Windows 8.1 | × | × | 〇 |
2.サポート期間
Office 2019のサポート期間は、メインストリームサポート5年 + 延長サポート2年でした。(2025年10月14日まで)
しかし、Microsoft製品のサポートポリシーの変更に伴い、Office 2021はメインストリームサポート5年のみとなりました。(2021年10月5日から2026年10月13日まで)
Office 2019 | Office 2021 | |
発売日 | 2018/09/24 | 2021/10/05 |
メインストリーム | 2023/10/10 | 2026/10/13 |
延長サポート | 2025/10/14 | なし |
3.含まれるアプリの 変更
Office 2019では、One Note が含まれないがOffice 2021にOne Noteを追加しています。
Office 2019 | Office 2021 | |
Word | 〇 | 〇 |
Excel | 〇 | 〇 |
PowerPoint | 〇 | 〇 |
Outlook | 〇 | 〇 |
OneNote | × | 〇 |
Access | 〇 | 〇 |
Publisher | 〇 | 〇 |
Project | 〇 | 〇 |
Visio | 〇 | 〇 |
Office 2021の新機能
もちろん、Office 2021は最新バージョンでありいくつかの新機能が追加されています。
Office 2021は、2021年10月現在のOffice 365の機能を多数取り入れた仕様となっており、Office 2019と比べて多数の機能が追加されています。
ここでは、Excel、Outlook、PowerPoint、そして各アプリケーション全般に採用された主な新機能を紹介いたします。
Excel
・XLOOKUP関数を追加(VLOOKUP関数の強化版)
・XMATCH関数を追加(MATCH関数の強化版)
・新関数を追加
動的配列を行う関数「FILTER」「SORT」「SORTBY」「UNIQUE」「SEQUENCE」「RANDARRAY」
計算結果や値に名前を付けて、他の数式内に格納可能にする「LET」関数
Excel 2021のXLOOKUP関数
Outlook
・日本語を含む70以上の言語に対応の「翻訳ツール」を追加
・メールを任意の場所で検索可能な「クイック検索」を追加
・画面を読み上げる「スクリーン リーダー」に、必要に応じて要素を並べ替える機能を追加
PowerPoint
・発表者のビデオ、インク機能で加えた内容、レーザーポインターの挙動を記録可能な「スライドショーの記録」機能を追加
・書き込んだインクの内容を時系列で再生・停止可能な「インク ストリーク」機能を追加
PowerPoint 2021のインク ストリーク機能
アプリケーション全般
ここでは、ExcelやWordなど複数のアプリケーションで共通の新機能について紹介します。注目点は、Teamsなどでも実装されているリアルタイム共同編集モードの追加です。離れている間のファイル変更通知など、複数のメンバーによる共同編集が便利になりました。
ほかにも、以前の機能の改善や、Microsoft AccessやMicrosoft Visio向けの新機能、逆に廃止された機能もありますので、こちらを調べたい場合はMicrosoftの新機能紹介サイトをご覧ください。
Microsoft公式 Office 2021の新機能ページを見る
・OneDriveに保存されたファイルのリアルタイム共同編集が可能に
・ファイル内のテキストやコマンド、ヘルプなどを素早く検索可能な「Microsoft Search」の実装
・最新の「オフィス文書のためのオープン文書形式」であるOpenDocument 1.3に対応
・ファイルをOneDriveにアップロードすると、ファイル更新時に自動で保存する機能に対応
・アプリケーションの表示言語に以下の3言語を追加
イギリス英語(en-gb)
カナダフランス語(fr-ca)
メキシコスペイン語(es-mx)
複数メンバーがファイルを同時に編集可能なリアルタイム共同編集機能
最後に
いかがでしょうか?
この記事では、Office 2021の変更点について紹介しました。
簡単にまとめると、Office 2021は、Windows 10/11に対応しており、サポート期間が5年間となっています。
従来の永続ライセンスのサポート期間より5年間短くなっています。
Office 2019に含まれていなかったOneNoteが追加されました。
価格については、変化がありません。
もちろん、Word、Excelなどに細かい便利な機能が追加されています。
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