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2023/09/09 20:02
マイクロソフトOfficeは、ビジネスシーンでの業務効率化やプレゼンテーションの作成に欠かせないツールとして広く用いられています。しかし、このOfficeには商用利用権が付属しているライセンスと付属していないライセンスの2つのカテゴリが存在します。商用利用とは、業務や収益を得る目的での使用を指します。例えば会社のExcelファイル(会社ですから商用のファイルです)を商用利用できないOffice製品で扱うのはライセンス違反になります。
この記事では、商用利用が制限されているOffice製品や、その背景について詳しく解説します。
商用利用が許されていないOffice
以下のOffice製品は、商用目的での使用が許可されていません。
- ・Office Professional Academic 2021
- ・Office Academic 2021 for Mac
- ・Office 365 Education
- ・Microsoft 365 Family(以前は商用利用不可だったが、現在は可能となっています)
これらの製品をアルバイトや学業と並行しての起業活動などの商用目的で使用することはできません。
アカデミック版について
アカデミック版は、学生や教育関係者のみが購入できる特別なライセンスです。このライセンスは、商用利用が制限される代わりに、一般的な製品よりも低価格で提供される「学割」価格となっています。学校を卒業しても、商用利用を除く個人的な利用は許可されています。
Office 365 Educationの概要
Office 365 Educationは、教育機関専用のサブスクリプションベースのサービスです。教育機関がこのサービスに加入すると、その機関の学生や教職員へのアカウントの発行が可能となります。ただし、卒業と同時にこのアカウントは無効となり、使用することができなくなります。
無料で利用可能なOfficeの制限
Microsoft Officeには、特定の条件下で無料で利用可能なバージョンがいくつか存在します。しかし、以下の製品は無料版では商用利用が認められていません。
- ・Web版のOffice(Office Online)
- ・モバイル版Microsoft 365アプリ
これらの商用利用を可能にするには、それぞれの製品向けにMicrosoft 365の商用ライセンスの購入が必要となります。
商用利用に最適なOffice製品とは
マイクロソフトOfficeには多数のバージョンやプランが存在しますが、商用利用を考えている方にとって最も適した選択は何でしょうか?
Microsoft 365 Family
最新のOffice機能を常に利用したい方や、家族全員で共有して使いたい方には、Microsoft 365 Familyが最適です。サブスクリプション型のサービスで、定期的に新機能やアップデートが提供されるため、常に最新のOfficeを楽しむことができます。
Office Home & Business 2021 for Mac
Mac OSユーザーの方には、この版が特におすすめです。Macに最適化されたインターフェースと、Macユーザーのための特別な機能を含んでいます。
Office Professional Plus 2021
Windowsユーザーの方に最適な選択です。Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Publisher、Accessなどの主要なアプリが含まれ、一度の購入で永久に利用することができます。
Office Professional Plus 2021のダウンロード・インストールする方法
選ぶポイント
- ・使用するデバイス: ご使用のOSに合わせて製品を選びましょう。Macの場合はOffice Home & Business 2021 for Mac、Windowsの場合はOffice Professional 2021が適しています。
- ・最新機能の利用: 常に最新のOffice機能を利用したい場合は、Microsoft 365 Familyが最適です。サブスクリプション形式で、新機能のアップデートを常時受け取ることができます。
まとめ
Microsoft Officeの製品ラインナップは多岐にわたりますが、すべての製品が商用利用に適しているわけではありません。商用利用を考慮する場合、適切なライセンスの選択や使用制限をしっかりと理解することが必要です。