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2023/08/01 01:17
Mac版Officeの4つの特性とその詳細
文書作成アプリケーションや表計算アプリケーション、メールアプリケーションなどがセットになったOfficeは、Microsoftから提供されているものが広く使われています。MicrosoftのOfficeにはMac用も提供されており、社内でMacとWindows両方のパソコンを使っている場合は、MacのパソコンでもMicrosoft Officeを使うと便利です。Mac用のOfficeには、以下の4つの特徴があります。
Windows版との互換性
Macで使えるフリーソフトのOfficeスイートには「OpenOffice」や「LibreOffice」などがありますが、これらのソフトを使って作成したファイルをMicrosoft Officeで開くと、ファイル破損や文字化けなど互換性のトラブルが起こる可能性があります。
Mac版Officeは、Windows版と完全な互換性を保証します。ファイル形式によるトラブルは一切ありません。
具体的には、Windowsで作成した.docx、.xlsx、.pptx等のファイルは、Mac版Officeでもそのまま開き、編集することが可能です。そして、逆にMacで作成したファイルもWindows版Officeで開くことができます。この完全な互換性により、異なるOS間でのデータのやり取りがスムーズになります。
Windows版と変わらない操作性
Mac版Officeは、ユーザーインターフェースにおいてWindows版と非常によく似ています。メニューやリボンの配置、ショートカットキー等は、Windows版とほぼ同じです。そのため、Windows版OfficeからMac版に乗り換えた場合でも、操作に戸惑うことはほとんどありません。これは、Officeの使いやすさを維持しながら、OSを選択する自由度を高める大きな要素となっています。
Macに適した使いやすさ
Mac版Officeは、Macの特性を最大限に生かして設計されています。例えば、MacのRetinaディスプレイは、高解像度で文字や図形を鮮明に表示します。また、Mac特有のジェスチャーを活用した操作も可能で、マルチタッチトラックパッドでのスクロールやズームがスムーズに行えます。これにより、Macユーザーは、Macの良さを損なうことなくOfficeを使用することができます。
クラウドとの強力な連携
Mac版Officeは、OneDriveやSharePointといったMicrosoftのクラウドサービスと深く統合されています。これにより、作成した文書をクラウド上に保存したり、クラウド上の文書を編集したりすることが可能です。また、クラウドを介した共同作業も可能となり、遠隔地のチームメンバーとリアルタイムで作業を共有することができます。
Mac版とWindows版のOfficeの違い
Mac版とWindows版のOfficeでは、提供されるアプリケーションに若干の違いがあります。Windows版では、AccessとPublisherという二つのアプリケーションが利用可能です。
大量のデータを保存・活用できるAccess
Accessは、ユーザーが大量のデータを格納し、管理し、操作できる強力なデータベース管理ツールです。しかし、これはWindows版Officeにしか存在しません。
大量のデータを保存し、効率的に活用できるデータベース管理ソフトが必要という場合は、Windows用のOfficeでAccessを使いましょう。ただし、Excelでも簡易的なデータベース機能が使えるため、「データベースの充実した機能が欲しい」という場合でなければAccessは不要です。
カタログ、チラシ作成ができるPublisher
Publisherはデザイン性の高い文書を作成できるアプリケーションです。カタログやチラシなどの印刷物の作成に適しており、テキストの装飾や画像・図の配置、加工を得意としています。
カタログ、パンフレット、ニュースレターなどのデザイン作成が必要な場合は、Windows版Officeが適しています。ただし、機能性は落ちますがWordやPowerPointでも印刷物の作成は可能です。
Office 2021とMicrosoft 365の違いとその詳細
最新のOfficeとして、Office 2021とMicrosoft 365が存在します。これらは、コスト、使用デバイスの種類、提供されるアプリケーション、サポートの内容等において重要な違いを持っています。
以下の表では、Mac用 Office 2021とMicrosoft 365 の違いをメリット、デメリットに分けて紹介しています。
Office 2021 | Microsoft 365 Personal | |
メリット | 永続ライセンスなので追加料金が発生しない | 常に最新版の Office が使える全ての Office アプリが利用できるOneDrive が 1TB 、毎月60分間ぶんのSkype通話が無料になるマルチデバイスで無制限インストールできる(同時利用5台まで) |
デメリット | バージョンアップできないOffice 2021のままOneDrive の 1TB 、毎月60分間ぶんのSkypeが付いていない2台のMacのみインストールできる | 毎月または毎月追加料金が発生する |
お得に入手できるOffice 2021製品のご紹介
Microsoft Office 2021をお得に手に入れる製品はこの2つです。
【Windows】Microsoft Office Professional Plus 2021
【Mac】Microsoft Office Home and Business 2021 for Mac
それぞれの値段と機能、メリットデメリットを紹介します。
Microsoft Office Professional Plus 2021
Microsoft Office Professional Plus 2021は、Windows 向けの企業向け製品。個人でもう購入し、Microsoft アカウントにセットアップ可能。
Microsoft Office Professional Plus 2021のインストール方法については、以下の記事で詳しく説明しています。
Windows 11/10に Office 2021 をダウンロードとインストール手順
Microsoft Office Professional Plus 2021とは、Office 2021の製品群の中で最も安価な製品となります。その理由として1台のWindows PCしかインストールできないが、1台のPCだけ持っていれば、OfficeProfessional Plus 2021が最もマッチしているでしょう。
Office Professional Plus 2021を購入し、Microsoft Office 2021の全のアプリをWindows 10またはWindows 11にインストールして最新機能を体験しましょう。
Microsoft Office Home and Business 2021 for Mac
Microsoft Office Home and Business 2021 for Macは、Macのみ対応した個人やビジネス向け製品。Microsoft アカウントにセットアップ可能。
Microsoft Office Home and Business 2021 For Macのインストール方法については、以下の記事で詳しく説明しています。
Office 2021 for Mac をダウンロードとインストール手順
Microsoft Office Home and Business 2021 For Macは、 Office 2021 の個人とビジネス向けの製品、Word 、Excel 、PowerPoint 、Outlookの4のアプリを含まれており、2 台の Mac に インストールできます。
Windows で使えないため、値段が安くなっており、MacでOffice 2021を使いたい方にお勧めです。