Microsoft Office Academic（アカデミック版）2021 卒業後も利用可能

2023/05/27 18:25

こんにちは、皆さん。今回の記事では、Microsoft Office Academic（アカデミック版）2021について、特に「卒業後も利用可能かどうか」について深く探求していきたいと思います。これは私たち学生、教職員だけでなく、社会に出たばかりの新社会人や就職活動中の学生にとっても大いに関心のある問題だと思います。

「Office 365 Education」と「Academic」の違いとは

Officeソフトを学生が割引価格で使うには2つの方法があります。

・Office 365 Education（通称「Education」）

・Microsoft Office Academic（通称「アカデミック版」）

どちらもMicrosoftが公式に認めている学割です。

「Office 365 Education」と「Academic」は、どちらも学生がOfficeソフトを安く使うための学割です。

共通しているのは、

・商用利用できない（仕事での利用はNG）

・学生と教育関係者しか使えない

ということです。

双方の違いは、このようになっています。

Office 365 Educationは学校とMicrosoftが契約し、所属している学生にOfficeソフトを使わせるもの。

Academicは、Microsoftが学生と認めた身分の人が学割でOfficeソフトを購入するもの。

と覚えておけばいいでしょう。詳しくは後述しますね。

Office 2021 アカデミック版とは

Office 2021 アカデミック版とは何でしょうか。それはMicrosoft社が提供するOfficeの特別版で、学生と教育関係者を対象に、通常版よりも大幅に低価格で提供されています。これにはWord、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookなど、学業に必要なすべての基本ソフトウェアが含まれています。

以下のような2つの製品があります。

対応OS	製品名
Windows	Office Professional Academic for Windows 2021
Mac	Office Academic 2021 for Mac

Office 2021 アカデミック版の内容

学生と教職員のOffice 2021 アカデミック版には、以下のような特徴があります。

Office Professional Academic 2021

Office Professional Academic 2021は、Academic版の最上位バージョンで、一番機能が充実しています。このバージョンにはWord、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookの他に、PublisherとAccessが含まれています。

Publisherはプロフェッショナルな出版物を作成するためのソフトウェアで、Accessはデータベース管理システムです。これらは専門的な用途に使われることが多く、学術的な研究やビジネスの世界で大いに役立ちます。

Office Academic 2021 for Mac

Macユーザーの皆さん、心配無用です。MicrosoftはMacユーザーのために特別に開発されたOffice Academic 2021 for Macも提供しています。このバージョンにはWord、Excel、PowerPoint、Outlookが含まれています。

そして、Mac版のOfficeは、macOSの特性を活かすためにデザインされています。その結果、MacユーザーでもMicrosoft Officeの強力な機能をフルに利用することが可能です。

Office Academic 2021は、学生と教育関係者が課題や研究を行い、コミュニケーションを取るための強力なツールです。同時に、これはMicrosoft社の教育界に対するサポートの一環とも言えるでしょう。

Office 2021 アカデミック版の価格

次に、Office 2021 アカデミック版の価格について触れてみましょう。Microsoft Office Academic 2021は、通常版のOffice 2021に比べて大幅に割引されています。通常版のOffice 2021は約32,000円から64,000円ですが、Academic版は約18,000円から30,000円となっています。

製品名	価格
Office Professional Academic for Windows 2021	30,580円
Office Academic 2021 for Mac	18,484円

この価格差は、教育と学習をサポートするため、そして学生や教育関係者が最新のテクノロジーを使って生産性を上げられるようにするためのものです。

Office 2021 アカデミック版の購入方法

では、どのようにしてOffice 2021 アカデミック版を購入すればいいのでしょうか。基本的に、購入するためには「学生」または「教育関係者」であることを証明する必要があります。具体的な証明方法は、大学のメールアドレスや学生証、教職員証などを使って行います。

購入はMicrosoftの公式ウェブサイト、または一部のオンラインショップ（Amazonなど）で行うことができます。ただし、オンラインショップで購入する場合は、販売者が正規のMicrosoft製品を販売していることを確認することが重要です。

また、職業能力開発促進法で定められた職業訓練学校や大学共同利用機関法人ではアカデミック版の購入が可能になっています。

もし職業訓練学校に通われている方で購入を検討している場合は、該当する学校かどうかを調べてみましょう。

参考：マイクロソフトの学割（PDF）

商用利用について

では、Office Academic 2021は商用利用できるのでしょうか。答えは「いいえ」です。Academic版は明確に学術目的、すなわち教育および学習のために限定されています。

商用利用する場合は、Office 2021 ProfessionalやOffice 2021 Home & Businessなどの商用向けバージョンを購入する必要があります。これらのバージョンは商用利用が許可されており、ビジネスに必要な全ての機能が備わっています。

■ 社会人の方が、Microsoft Office 2021をお得に手に入れる製品はこの2つです。

卒業後の使用について

そして、皆さんが最も気になる問題、卒業後もOffice Academic 2021を利用できるのでしょうか。この答えは、実はちょっと複雑です。

公式には、Academic版は学生や教育関係者のためのものであると明記されています。そして、卒業や退職をすると、その資格が失われることになります。しかし、実際には卒業後もOffice Academic 2021のソフトウェアは動き続けます。

ただし、重要なことは、卒業後もAcademic版を継続して使用することはライセンスに違反する可能性があるということです。この点は、自身の判断に委ねられている部分もありますが、規約や法的な観点からは推奨されていません。

まとめ

以上、Microsoft Office Academic 2021について、特に「卒業後も利用可能かどうか」について解説しました。Microsoft Office Academic 2021は、価格、機能、購入方法など、学生や教職員にとって大いに魅力的なオプションです。

しかし、その使用は明確に学術目的に限定されており、卒業後の継続使用には注意が必要です。皆さんがこれからどのバージョンのOfficeを購入するにせよ、自身のニーズと予算に基づいて最適な選択をすることをお勧めします。

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