BLOG
2023/04/17 17:22
Mac PowerPoint(マック パワーポイント)とは
Macで使用できるパワーポイントには、有料版と無料版があります。まず、Macで利用できる有料版の使い方について解説します。Macで使用できる有料版のパワーポイントには、永続版(買い切り型)とサブスクリプション版があります。それぞれの使い方について詳しく見ていきましょう。
- Microsoft Office単体製品PowerPoint 2021
- Office Home & Student 2021 for Mac
- Office Home & Business 2021
- Microsoft 365 Personal
4つの購入方法のライセンスと金額、使用できるアプリケーションの比較です。
項目 | PowerPoint 2021 | Office Home & Student 2021 for Mac | Office Home & Business 2021 | Microsoft 365 Personal |
---|---|---|---|---|
ライセンス | 永続ライセンス | 永続ライセンス | 永続ライセンス | サブスクリプション(1年更新) |
値段 | 17,904円 | 26,184円 | 38,284円 | 12,984円 /年 |
アプリ | PowerPoint | Word Excel PowerPoint | Word Excel PowerPoint OneNote Outlook | Word Excel PowerPoint OneNote Outlook Access publisher |
サービス | なし | なし | なし | OnDrive Skype |
台数 | 2台まで Mac/Windows | 2台まで Mac | 2台まで Mac/Windows | 5台まで Windows/Mac (マルチデバイス) |
※金額はご覧の時点で変更されている場合があります。
「パワーポイント」の永続版/買い切り版を購入
Macで利用できる有料版のパワーポイントには、永続版があります。永続版はパッケージ版やダウンロード版でライセンスを購入すれば、WindowsまたはMacのPCに2台までインストールして利用できます。会社で使用しているデスクトップPCと持ち歩き用のノートPCなど、2台のPCで1つのライセンスを使用できます。
2台までとは言っても、PCを買い替える際に古いPCからライセンスを削除すれば、新しいPCにパワーポイントのライセンスを移行できます。
Macで永続版(買い切り型)のパワーポイントを利用するメリットは次の2つです。
●一度購入すれば永続的に利用できる
●パワーポイント単体で購入可能
永続版のパワーポイントを購入すれば、そのバージョンはずっと使い続けることができます。Microsoftでは、Officeソフト(パワーポイントを含む)の永続版について、リリースから5年間のサポート期間を設定しています。
ただし、Microsoftは2~3年ごとに新しいバージョンのOfficeソフトをリリースしています。永続版はセキュリティサポートが提供されますが、機能面でのバージョンアップは行われません。永続版のパワーポイントが古くなると、新しいバージョンに搭載されている機能が利用できなくなる可能性があります。
もう一つのメリットは、永続版ではパワーポイント単体で購入できるという点です。サブスクリプション版はMicrosoft 365というセットでのみ契約が可能です。パワーポイントのみをサブスクリプションで契約することはできません。
しかし、WordやExcelは必要なく、パワーポイントだけが必要な場合もあります。永続版では、Microsoft Officeのセットで購入することもできますし、パワーポイント単体で購入することも可能です。
ただし、パワーポイント単体を永続版で購入する場合、費用が多少割高になることに注意してください。
サブスクリプション版の「パワーポイント」を契約
Mac版のパワーポイントには永続版の他にサブスクリプション版もあります。サブスクリプションは、月額または年額で定額を支払い続けて、ソフトやコンテンツを利用する権利を購入するものです。
パワーポイントを含むMicrosoft Officeには、Microsoft 365というサブスクリプション版があります。Microsoft 365を契約することで、Macでもパワーポイントをいつでも利用できます。永続版にはないサブスクリプション版のパワーポイントをMacで利用するメリットは次の2つです。
●常に最新版を使うことができる
●インストールできるデバイス数に上限がない
Microsoft 365のパワーポイントは、バージョンが更新されるとすぐに最新版が適用されます。常に最新の機能を搭載したパワーポイントをMacで使い続けることができます。
また、Microsoft 365ではインストールするデバイス数に制限がありません。デスクトップPC、ノートPC、スマートフォン、タブレットなど、複数のデバイスを必要に応じて使い分けることができます。
「永続版」か「サブスクリプション版」比較・選び方
永続版のパワーポイントは2台のPCまでインストールできますが、スマートフォンやタブレットにはインストールできません。しかし、サブスクリプション版のパワーポイントでは、1つのアカウントを複数のデバイスに同期して利用できます。データは同じアカウントで同期されるため、作業の途中でデバイスを切り替えても問題ありません。
サブスクリプション版のデメリットとして、永続版に比べて長期的に使用する場合は費用が高くなる可能性があります。また、Microsoft 365では、パワーポイント以外にもWord、Excel、OneNote、OutlookなどのOfficeアプリがすべて含まれています。これらのアプリを利用しない場合、必要のないアプリの分まで支払ってしまうことになります。
総合的に考えると、どのバージョンのパワーポイントを選ぶかは、ユーザーのニーズや予算に応じて決めるべきでしょう。永続版は一度購入すれば永続的に利用できるので、長期的に安定してパワーポイントを使用したい場合に適しています。サブスクリプション版は、常に最新の機能を利用したい場合や複数のデバイスで使用したい場合に向いています。
まとめ
Macでパワーポイントを使う方法には、永続版(買い切り型)とサブスクリプション版があります。それぞれの選択肢にはメリットとデメリットがありますので、自分のニーズや予算に合わせて選んでください。また、Macでパワーポイントを使う際には、互換性の問題が生じることがあります。そのため、プレゼンテーションファイルを共有する際には、ファイル形式を確認し、適切な形式で保存しておくことが重要です。これらを考慮して、Macで最適なパワーポイントの利用方法を見つけてください。